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白梅メソッド研究所

凹凸の法則

『凹凸の法則』といわれる現象があります。

経営者はものすごく雄弁でカリスマ性を持っていますが、社員たちはあまり意思表現できず、イエスマンとなっているケ-ス。上司はとても仕事ができるのに部下はおとなしく仕事に積極的ではないケ-ス。奥様は思ったことをズバッと言わないと気が済まない性質なのに旦那様は奥様の言いなりで一言も話さないケ-ス。ご両親は明るくとてもおしゃべりが好きなのですが、子どもは逆にとても思慮深く口数が少ない子になるケ-ス。仕事柄こうした構図は、世の中にすごく多くあることに気がつきます。これが『凹凸の法則』といわれる現象です。

人は、環境に影響を受ける生き物です。どんな場所でどんな人と過ごすのかで自分のスタイルを変えていくのです。環境にうまく適応するようにできているようです。例えば、もともと自分の意見を持っていた人も価値観の違うおじいちゃんのように年の離れた方と関わり「仕事は見て覚えろ」「口答えをするな」といつも言われると「何を言っても無駄だ」と諦めるようになります。そして、だんだんとその場に適応するために気づかぬうちに自分自身を変えていきます。つまり凸と凸がぶつかると、だんだん片方が凹になっていくのです。

口数の多い親に無口な子どもといった構図が生まれるのは親が凸となり、子が凹になっていく典型的な例です。原因は親が「細かく口を出しすぎる」「一方的に思いを語り続ける」「子に話をさせる隙を与えない」ことです。子どもに対して、自分の理想や思い込みが強い親がやってしまいそうなことです。あまりにもその状況が続くと子どもは「だた言われたことだけやっていればいい」という依存心が芽生え、思考停止状態となってしまうので、親としては注意が必要です。子どもの発言する機会を奪わないようにご両親が共通理解しておくと良いと思います。

追伸.以前ブログでお伝えした『年少りす組の給食完食記録(10回目)の件』ですが、先日20回目のクラス全員給食完食を達成しました。快挙!!子ども達の「やる気」「その気」を笑顔で楽しく、引き出し導く、担任のM先生と副担任のN先生の手腕に感服です。まさに白梅メソッド。30回目も達成しそうな勢いですね。

  りす組 クラス全員給食完食V20おめでとう! 

writer     高 橋  潤

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